Linux カーネルに、サービス拒否攻撃や任意のコードの実行に繋がる複数の問 題が発見されました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています。
Dirk Nehring さんにより、IPsec コードに欠陥があり、リモートのユーザ から細工された ESP パケットを送ることでサービス拒否攻撃が可能である ことが発見されました。
Tavis Ormandy さんにより、ローカルユーザから初期化されていないカー ネルメモリのアクセスが可能なため、情報漏洩の可能性があることが発見 されました。この問題は amd64 アーキテクチャのみが対象です。
Andi Kleen さんにより、例外寺に初期化されていないカーネルメモリがユ ーザ空間に漏洩することが発見されました。この問題により、ローカルユ ーザが機密データを入手できる可能性があります。この問題は amd64 アー キテクチャのみが対象です。
Alan Cox さんにより、複数の tty ドライバに欠陥があり、ローカルユー ザからサービス拒否攻撃 (NULL ポインタ参照) が可能で、更に特権昇格の 可能性があることが発見されました。
Gabriel Campana さんにより、sctp コードに整数オーバフローがあり、ロ ーカルユーザがサービス拒否攻撃を引き起こせることが発見されました。
Miklos Szeredi さんにより、do_change_type() 関数に特権チェックがな いことが報告されました。これにより、ローカルの非特権ユーザがマウン トポイントのプロパティを変更可能です。
Tobias Klein さんにより、ローカルから攻撃可能なデータ漏洩が snd_seq_oss_synth_make_info() 関数にあることが報告されました。これ により、ローカルユーザが機密情報をアクセスできる可能性があります。
Zoltan Sogor さんにより、VFS にコード誤りがあり、ローカルユーザがカ ーネルメモリを攻撃してサービス拒否攻撃を引き起こせることが発見され ました。
安定版 (stable) ディストリビューション (etch) では、この問題はバージョン 2.6.18.dfsg.1-22etch2 で修正されています。
直ぐに linux-2.6, fai-kernels, user-mode-linux の各パッケージをアップグ レードし、マシンをリブートすることを勧めます。
一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。